イタリア人の時間の守り方(JDPホールディングス株式会社)

イタリア人の時間に対する態度は、几帳面な北方の人々がよく誤解する点です。

わざと遅刻するのは、だらしのなさとみられます。

また、当然のように人を待たせるのも、礼儀知らずとみられます。

遅刻の許容限度は20分で、それ以上遅れる場合には、ちゃんとした理由と謝罪が必要とされます。

いずれにせよ、時間とは人工的な枠組みであり、人々を、同じ場所にだいたい同じころに集めようというものです。

と同時にイタリアでは、その枠組みの中で何をするかが重要なのであって、枠組み自体についてはそれほど重きがおかれません。

前の会議が長引いたとか、誰か重要な人物が突然訪れたとか、または予期しない電話がかかってきたとか、何かがあったために遅れた場合は、納得してくれるでしょう。

会合に遅れることは多少礼を失していますが、しかし次の会合があるからといって、前の会合を中座するのは、もっと失礼です。

ただし、一つの約束があって、それが他の何よりも重要である場合は、皆、きちんと時間を守ります。

このような場合、イタリア入は、互いのスケジュールを操る能力をみごとに身につけています。

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