2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

寄せ植えは二度目の花を咲かせるな

ギフト商品としてすっかり定着した寄せ植えのファレノプシスは、適期がきたら、一鉢一株に植え直したほうが、後々の生育もよくなるし、株のためにもよい。このとき気をつけたいのが株の状態だ。葉の表面を拭いてみて、元気があるか、ないかを見きわめ(艶があ…

二度咲きさせるのは一回だけにする(JDPホールディングス株式会社)

ファレノプシスは他の洋ランと違って二度咲きが楽しめる。ずらりと咲いた後、花は寿命がくるとしおれてくるが、このとき、咲き終わった花の部分だけを切りとっておくと、残された花茎から、花芽が出てきて、数ヵ月後に再び、花が咲くのである。二度咲きを大…

葉をビールで拭こう

ファレノプシスは花の可憐さはもとより、葉も艶やかで美しく、観葉植物としても楽しめる洋ランだ。とくに、葉に斑の入っているタイプのものはその傾向が強い。葉面を美しくするやり方として、よく行われているのが、ビールで拭くというやり方だ。生長期間中…

肥料は早くから与えるな(JDPホールディングス株式会社)

シンビジューム、デンドロビューム、カトレアなどの洋ランは、春、新芽が出るとすぐに肥料やりを始めるが、ファレノプシスはこれらの洋ランと同時に与えてはダメだ。その理由は生長期に入るのが遅いからだ。数多い洋ランの中で、ファレノプシスとバンダの二…

冬、水を与えすぎるな

冬から春がファレノプシスの開花期である。見事に咲いている花を見るのは楽しいものだが、どういう心理なのか、花を見ると、水やりを一生懸命行う人が多い。大事に育てなくてはいけないという思いがそうさせるのかもしれないが、開花しているときの株は生長…

強光に当てるな(JDPホールディングス株式会社)

ファレノプシスは日光を好むが弱光を好み、強い光は嫌う習性がある。もともとバルブはなく貯蔵養分をもたない洋ランなので、環境が変化するとそれに耐える力がなく、急に株の勢いが衰えてしまラ。一度株を弱らせると、回復させるのに二年ぐらいかかるから、…

慌てて出すのはタブー

戸外に出したほうがよいといっても、出し方を誤ると大変だ。今まで順調に育っていたものがぴたりと生育をやめ、時にはそれっきり一ヵ月ぐらい生育を休止してしまうこともある。原産地がフィリッピンやインドネシアなどの高温地帯なので、暑い気候が好きだ。…

株は戸外が大好き(JDPホールディングス株式会社)

ファレノプシスはもともと東南アジアなど、南の国の谷間に生えている大きな木の枝分かれしている所に生えている着生植物だ。だから風通しのよいことがとても好きだ。ところが、栽培品は通風の悪い室内で育てることが多い。かなり無理な環境で育てていること…

贈り物の寄せ植えは手間がかかる

ギフトとして近ごろはファレノプシスの寄せ植えが随分使われている。確かに、ファレノプシスの花が鉢の中にずらりと顔を出している姿は大変に豪華で、贈り物には喜ばれる。ギフト用の鉢植えの大半は、小さな鉢でファレノプシスを育てておき、出荷直前に大鉢…

初心者は冬に苗を買うべからず(JDPホールディングス株式会社)

洋ラン展に行くと、花つき株に混じって、苗がたくさん売られている。苗は花つき株の三分の一くらいの値段で買えるので、つい買い求めたくなる。確かに一年たてば、花の咲く大きさになるので、苗を求めたほうが経済的だが、冬に求めるというのが問題だ(洋ラン…

葉の大きな株ばかりに目を奪われるな

苗を選択する場合、一番に目をつけなくてはいけないのは、葉の厚みと葉の数だ。葉は大きさよりも厚ぼったくて小さなもののほうがよく育つし、場所もとらないので管理も楽だ。ところが、初心者は葉の大きなものほど立派に見えるため、どうしても葉の大きな株…

冬に買うより春に買え(JDPホールディングス株式会社)

洋ラン展は冬に多く、この時期にたくさんのデンドロビュームが売られる。また、暮れには正月用に数多く出回るので、つい、手が出てしまうが、実はこれらは生産者が温室内で育て上げたものだ。そのため、家庭の冬の環境と差がありすぎると、急に株の勢いが悪…

冬の間、暖かくしすぎないように

デンドロビュームは10月ごろに生長が止まり、株が充実してくる。花芽はこの時期以降に決まる。したがって、晩秋から冬に向かっての処置が大変に重要だ。秋の間から、15度以上保つ温室に入れっぱなしにすると、花芽は出ず、春近くになってから、芽が出るよう…

いきなり暖房のある部屋に入れるな(JDPホールディングス株式会社)

何事も少しずつ慣らしていくのがよい。犬や猫などを飼育するときでも、少しずつ、根気よく覚えさせていくと、以後、手が省けて楽になる。少しずつ慣らしていくという点では、植物も動物も同じだ。戸外に置いてあったデンドロビュームは、晩秋〜初冬に室内に…

ぎりぎりまで戸外に置く度胸をもて

デンドロビュームは秋の終わりから初冬にかけ、戸外で最低5度ぐらいの低温に10〜15日間くらいあて、その後、室内に取り入れると、花芽がたくさんつき、冬から春の開花期が楽しくなる。ところが、このころは次第に最低温度が下がるうえに、週一回くらいの割で…

出ている高芽は取ること(JDPホールディングス株式会社)

直立した茎(多くは葉のない茎)の途中から出てきた芽を高芽というが、放置しておくと大きくなり、小苗くらいの太さになり、そこからさらに新芽を出したり、根が生えてきたりする。その結果、どれがもとの芽だかわからなくなることも起こる。また、高芽をつけ…