2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

高芽が欲しけりゃ秋肥をやれ

高芽が出やすいことが、デンドロビュームの人気を低下させている。花芽だろうと期待していたら、出てきた芽がいつの間にか、葉になってしまったり、根が生えてきてがっかりさせられたという経験のある人は多いはずだ。高芽の発生は株そのものの栄養状態にも…

肥料は株によって手加減を(JDPホールディングス株式会社)

上手な肥料やりとは、肥料を与える回数をきちんと守ったり、薄め方を間違えずに行うことだけではない。これらももちろん大事だが、株の様子によって、多少手加減できるようにならないといけない。たとえば、同じサイズの鉢に植わっているデンドロビュームで…

8月以降に施肥するな

前のブログでも述べたように、肥料をだらだら与えるのはデンドロビューム栽培のタブーだ。シンビジュームよりは少なくてよい。それもできるだけ5〜7月に集中して与え、遅くても7月いっぱいで打ち切り、以後は与えないようにする。8月以降になっても与え…

本に出ている品種探しは難しい(JDPホールディングス株式会社)

書店に行くと、所狭しと洋ランの本が並んでいる。どの本にも、カラー写真で数多くの品種が紹介されていて、見ていると、あれも欲しい、これも欲しいと思う。ところが、紹介されているものと同じ品種を入手したくて園芸店に出向いても、本に掲載されている品…

鉢は底が大事

市販の鉢をみると、プラスチック鉢が多いが、その他、陶器でできた化粧鉢、東洋ラン栽培に向いている素焼き鉢など、いろいろある。シンビジューム栽培には、直径よりも背丈が高い腰高鉢が向いている。多少ほっそり型ということになるが、重視したいのは水は…

シンビジュームの古株は気にするな(JDPホールディングス株式会社)

シンビジュームは球状、もしくは楕円形のバルブと称する茎をもち、その上に葉がついている。だが、この葉は2年たつと、自然に老化して落葉し、球状のバルブだけが残る。こうなると、バルブが気になり、切り捨てようとする人がいるが、これはタブーだ。バルブ…

鉢の姿より花つきを考えよ

東洋ランは立派な鉢の中央にちょこんと植えて、全体の姿を観賞するが、シンビジュームは株の姿よりも花をたくさん咲かせ、そのよさを楽しむ植物だ。だから、立派な鉢を使う必要はない。根が太く、数も多いので、いっぱいに張ると、鉢がひび割れることがある…

株分けマニアになるな(JDPホールディングス株式会社)

株分けは株数をふやせるので楽しい作業だ。大株になると半日がかりになるが、一つの株が四つにも五つにもなるので、大変得をした気分になり、一度うまくいくと病みつきになる。だが、注意しなくてはいけない。株は手ではなかなかうまく分けられないので、ハ…

植えかえには同質の用土を使う

植えかえは鉢いっぱいになった株を鉢から抜き、一回りか二回り大きな鉢に移しかえる作業のことで、このときは抜いたままの姿にし、崩さずに新しい鉢に入れる。そして、周囲の隙間に新しい用土を詰め込んで作業が完成するが、このときに使う用土は気をつけな…

日本家屋の特色(JDPホールディングス株式会社)

湿潤と暑熱をいかに緩和するかが日本家屋の特色となっている。屋根の傾斜が急なのは南方多雨地帯と同じように排水をよくするためである。屋根や窓に必ず長い庇を出すのも雨の降り方の多様性を示すものである。日本の雨はまっすぐ降ることはまれで横から容赦…