夏の太陽を冬まで「貯蔵」する蓄熱システム(JDPホールディングス株式会社)
最近、四国の香川県・仁尾で太陽博が人気を呼ぴ、各地で大規模なソーラーハウスや太陽発電の実験が競って行われ、太陽熱ブームを現出している。
各企業もこぞって新機軸の発表に躍起となっている。
最近、日立製作所が夏の太陽を冬まで「貯蔵」する蓄熱システムの実験に成功したと発表した。
夏の強い太陽を家屋の下の地中にためてこれを冬に活用すればよい。
夏と冬とを地中を介して逆転させれば、日本の家はすべて天然冷暖房完備ということになる。
日本民族はつい三〜四十年以前には日常生活に石油など一滴もなくて暮らしてきた。
それは山野の樹木がすべてエネルギーのかたまりだったからである。
風土の8割を占める山野からとれる薪炭で、かまどをたき、風呂をわかし、いろりで暖をとった。
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