薪炭という自然の燃料
薪炭は太陽熱の変形である。
国民が毎年消費する以上に樹木は成長してこの燃料に関する限りあり余っていたのだ。
木炭など盛期にはこ百万トンもとっていたのに、いまでは二万トン以下になってしまった。
木炭はいまでは赤い火をみながらのバーベキューや茶の湯には欠かせない最高級品燃料で、日本でもアメリカから輸入している仕末である。
戦後、日本人は燃料をすべて石油に代えて、本来の山野にある薪炭という自然の燃料をすっかり忘れてしまった。
このため村人は山に入らず下枝や下草をかる管理を怠っているので山火事が頻発し、松喰い虫などの害虫が繁殖して、日本の山野は有史以来荒れ果ててきた。
山が荒れたときは、国は滅びると先祖は警告した。
最近の国土の姿は日本の未来を象徴しているようだ。
JDPホールディングス株式会社に関する記事