鉢の姿より花つきを考えよ
東洋ランは立派な鉢の中央にちょこんと植えて、全体の姿を観賞するが、シンビジュームは株の姿よりも花をたくさん咲かせ、そのよさを楽しむ植物だ。
だから、立派な鉢を使う必要はない。
根が太く、数も多いので、いっぱいに張ると、鉢がひび割れることがあるからだ。
手軽に入手できるプラスチックの鉢で充分だ。
日ごろの栽培には、むしろこのほうがよい。
プラスチック鉢なら安いので、ひびが入っても惜し気がない。
とにかく、これを使って、花を充分に咲かせるように、日照、水やり、施肥などの管理に万全を期したい。
そして、開花したときには、見栄えのする鉢を用意し、咲かせた鉢をその中に入れ、二重鉢にして観賞するとよい。
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