慌てて出すのはタブー

戸外に出したほうがよいといっても、出し方を誤ると大変だ。

今まで順調に育っていたものがぴたりと生育をやめ、時にはそれっきり一ヵ月ぐらい生育を休止してしまうこともある。

原産地がフィリッピンインドネシアなどの高温地帯なので、暑い気候が好きだ。

だから、日本の6、7、8、9月はファレノプシスにとってはすごしやすい時期だ。

シンビジュームは原産地が涼しい地域なので、4月ごろには暖かさを感じて新芽を出してくる。

同じ洋ランだからといって、ファレノプシスをシンビジュームと同様に扱うと失敗する。

ファレノプシスは戸外でバラが満開になるころにやっと暖かさを感じる洋ランだから、これより早く戸外へは出さぬこと。

いっぺんに株をダメにしてしまう。

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