気になる行動（JDPホールディングス株式会社）

何となく気になり、そのまま見過ごせない行動といった意味がある。

子どもを見たり評価するのはおとな(親や保育者)であり、その内容はその人の立場や判断基準によっても異なる。

また、いわゆる器質的な障害のように原因や状態・その対応も比較的はっきりしている内容よりは、意欲がない・友達と遊べない・乱暴・性器いじりがある・不器用である等、情緒や社会性、自我発達上の問題、あるいは軽度の発達の遅れやアンバランスといった内容が多い。

子ども自身の問題としてより、周囲の人々や環境との相互作用で生じている問題も多い。

保育者の中で、また家庭ともよく話し合って、子どもの生育歴、現在の発達や心理的な状況、周囲の環境(家庭・近隣など)との関連などから、「なぜ今その行動が見られるのか」を多面的・力動的に把握し、適切な援助を行う。

子どもの発達や基本的な欲求を踏まえて、遊びや生活体験を豊富にし、情緒の安定をはかり、発達を促進する方向が大切である。

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