イタリア女性の社会的地位

1987年の『ユーロバロメーター』の調査によれば、イタリアでは女性を家に縛りつけようとする社会的なプレッシャーが、他の多くのEC諸国にくらべて低い状態です。

ですが、産休や育児のための恵まれた条件にもかかわらず、公式の労働市場で働く65歳以下の女性はわずか38%となっており、イギリスの61%とドイツの43%よりも低い数字です。

つまり残りは、ヤミ経済で働いているわけです。

非常に成功しているビジネス・ウーマンも中にはいますが、管理職の女性はまだとても少なく、また専門職の女性はほとんどいない状態です。

例外は同族会社です。

そこでは、経営者の一族としての地位が、女性としての地位をしのぎます。

他の国には、女性がより多くの責任のある地位についているところもありますが、それらにくらべてイタリアのほうに男性優位主義が強くみられるということはありません。

ただ、フェミニズムの活動は、はるかに弱いようです。

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